2022.8.10 LCCの罠
ウイーンを満喫して空路ブリュッセルへ戻る。
ネットでRYANAIRというアイルランドの航空会社の便を予約したが、料金が安いと思ったら、「荷物預かり追加料金」やら「優先チェックイン追加料金」やらが次々と表示されるので、これは間違いなくLCCだ。RYANAIRは前回イギリスとアイルランドに行った時にたくさんいた。去年(2021年)、搭乗していた反政府活動家を捕まえるためベラルーシで強制着陸させられたのもこの会社だ。
(RYANAIR)
それはともかく、やはり出発が1時間位遅れた。お客さんはみんな驚きもせず本を読んだりスマホを見たりしている。19:50搭乗。RYANAIRと提携しているLAUDAというオーストリアのLCCの機体だった。
(乗ったのはLAUDAのエアバス)
21:30過ぎ、ブリュッセル空港に着いたら、タラップを降りてターミナルまで歩かされた。LCCだからか?荷物を受け取って出てみると、お店はもう全部閉まっている。夕食食べてないよ。ブリュッセル空港ってこんなだったっけ?ターミナルがちがうのかなと思い、屋台で牛肉のさつま揚げみたいなのと山盛りポテトフライ(こんなにいらないんだけど)を買って空港駅にむかうが、駅がない。真っ暗な工事中の道をしばらく歩いて、どうも変だ、やっと人が一人来たので駅はこっちですかと聞いたら、駅はない、バスで行くんだと言われた。
7月1日にウイーンから着いたのはブリュッセル国際空港で、ここはブリュッセルシャルロア空港という別の空港だった。気づくのが遅すぎる。バス停まで戻り、シャルロア駅行きのバスに乗ると、高速道路をずいぶん走って、22:45過ぎ、やっと駅に着いた。
(シャルロア南駅)
行先表示を見ると、22:52が終電で、ホームに入ってきたので慌てて飛び乗った。しかし行先はブリュッセルではない。万事休す。
WiFiが使えないからこういうことになるんだ(そうじゃなくて自分のせいだ)。車内で落ち着いてipadを再起動したら、SIMがロックされていると表示された。やれやれ。諸悪の根源はこれだ。
ようやくWiFiが使えるようになったら、何だよ、ここは全然ブリュッセルじゃない。ブリュッセルから70kmくらい離れている。そして、今乗っている終電はブリュッセルとは90度方向が違うMons止まり。タクシーで行ける距離でもないので、諦めて駅前のビジネスホテルに1泊した。
(1泊84ユーロで立派な部屋だった)
羽田空港に着くつもりが成田に着いて、東京行きの終電がなくなって八千代とか佐倉とかに1泊した感じ、全くもって情けない。LCCの定石でしたね。