2022.8.27 ドイツ駆け込み(1)30年ぶりのライプツィヒ

 ヨーロッパ滞在があと1週間を切り、行こうと思っていたところがまだ山のように残っている。イギリスは空港も鉄道も麻痺していそうだったし、イタリアは遠かった。というわけで、最後の駆け込みはドイツになった。

 何度も出てくるが30年前のヨーロッパ大旅行の時に、列車の乗り継ぎで旧東ドイツライプツィヒに1泊した。夏だったがもう真っ暗になってから聖トーマス教会の前のバッハ(作曲家)の像だけ見て終わりだった。なのでもう一度行くことにした。

 しかしブリュッセルからはやっぱり遠い。午前中(日本の)オンライン会議に出てから昼にブリュッセルを出発して、まずはフランクフルトまで特急ICEで約3時間、前回超混雑で懲りたので座席指定をしておいた。ドイツ国境に差し掛かると、車掌が3ヶ国語(仏独英)で「ドイツでは車内でマスク着用義務です」と放送し、全員マスクになった。

 フランクフルトでの乗り換えは約30分で、大都会フランクフルト中央駅は大混雑、おまけに暑くて、7月のパリ北駅みたいにクラクラしてきた。

 (フランクフルト乗り換え)

 フランクフルトからはベルリン行きのICEでまた3時間、ライプツィヒに着いたのは19:30頃で、駅舎がむちゃくちゃ大きくて重厚だ。歩行者用信号は旧東ドイツ時代伝統の「アンペルマン」だった。

 (ライプツィヒ中央駅)

 (アンペルマン、女の子のバージョンもある)

 宿は駅のそばで、聖トーマス教会までも歩いてすぐだったが、やっぱり暗くなっちゃった。マルクト広場の地下鉄の駅がかっこ良くて、中央駅まで1駅乗ろうとしたら、しまった、マスクを忘れた。仕方がないので中央駅まで歩いて、コンビニでマスクを買って、地下街のお店はみんな閉まっていたのでピザハットでピザを1切れ食べて、地下鉄に1駅のって宿にもどった。

 (地下鉄マルクト駅)

 (駅構内のピザハット

 ライプツィヒではバッハゆかりの聖トーマス教会と聖ニコライ教会、バッハ博物館とかメンデルスゾーンの家とかゲヴァントハウス管弦楽団のホールなどなどを見物した。

  (聖トーマス教会のバッハ像とバッハのお墓)

 (メンデルスゾーンの家)

 (ゲヴァントハウスホール)

 市立博物館ではバッハやルターのほか、東ドイツ時代の生活とか1989年の自由革命(ベルリンの壁崩壊のきっかけとなった)の展示があった。

 (1989年の自由革命、聖ニコライ教会で毎週開かれた「平和の祈り」がきっかけらしい)

 聖トーマス教会でのオルガンとカリヨンのかけあいと、聖ニコライ教会でのオルガンとハーモニカとギターのかけあいのコンサートをはしごした。どっちも素晴らしかったのだけれど、教会のコンサートって拍手をしたらいけないの?オルガンとカリヨンでトッカータとフーガのすごいかけあいが終わったのに会場はシーン、だった(能は拍手したらいけないらしい)。

  (左:聖トーマス教会のバッハオルガン、右:聖ニコライ教会のオルガン)

 コンサートが終わったら外は大雨で、デパートに駆け込んでお好み大食堂に行ったら、食堂は16:30までだった。

 (本日は終了しました)