2023.3.18 メコンデルタの恵み

 メコンデルタ調査では、関係者と挨拶の後は連日レストランで意見交換会(こちらはベトナム語がわからないので食べるだけ)、おなかいっぱいでも行かねばならぬ。

 カントー市博物館のスタッフとはメコンデルタの名物エレファントイヤーフィッシュ(象耳魚)のからあげ(ライスペーパーで巻いて食べる)やドジョウと青コショウの土鍋煮込み、魚のスープ、ついでに店内の看板にあった焼きネズミも注文した。焼きネズミは米やココナツを食べる「清潔な」ネズミだそうだ。切り身になっていたのでネズミだとはわからず、皮はパリパリで北京ダックみたい、肉は軟らかくておいしかった(カンボジアトンレサップ湖畔でも売っていたが食べたことはなかった)。

  (象耳魚、ドジョウ)

  (焼きネズミ)

 夕食も別の関係者と水牛のシチュー、鶏の壺焼き、ナギナタナマズのつくね姿揚げ、ナマズのスープなどメコンデルタの味覚がこれでもかこれでもか、おいしいよう苦しいよう。

  (鶏の壺焼き、ナギナタナマズ

 カントーは水上マーケットが名物で、朝5時集合でボートで行くと何のことはない、果物やおそばをボートで売りに来て、水上のお土産屋さんでお土産を買って帰るというフルコース。

  (水上果物やさん、水上そば屋さん)

 アンザン省ロンスエンでは博物館関係者と川沿いの(京都の鴨川の床みたいなところで)魚の唐揚げ、ナマズの土鍋(蒲焼風)、シジミいため、ザボンのチェ(ココナツミルクみつ豆みたいなデザート)もおいしいおいしい。

  (川沿いの席、魚の唐揚げスライスバナナ添えほか)

 オケオ遺跡管理委員会関係者とは遺跡のそばのレストランで魚各種唐揚げ、つくねのレタス巻き鍋、絶品さつま揚げ、川エビいため、締めは米の麺の鍋。

  (魚唐揚げ、レタス巻き鍋)

 ロンスエンの人気店でもナマズのスープ、エビいため、ナマズの土鍋、魚の唐揚げ、デザートはラウカウという寒天ゼリーで、アンザン省博物館の館長さん(こちらも女性)自らすすめてくれていただきました。

  (左:土鍋の魚は蒲焼き風、右:ラウカウ)

 市場に行ってみると、見覚えのある食材が並んでいた。

  (メコンの魚たち+α)

 ベトナム料理はヘルシーなんだけど、連日のごちそう責めでこれはたいへんなことになるぞ~。

 (メコンの日の出;ロンスエン)