2022.10.17 シカゴの摩天楼

 シカゴでは丸1日時間があるので、市内見学をしよう。たしか、シアーズタワーとかいう全米一高いビルがあったはずだが・・・(今はない、古いよ)。ミシガン湖も見たいし。すると、「シカゴ川&ミシガン湖建築クルーズ」というのがあった。これにしよう。

 しかし、シカゴは寒い。気温は4~5度、雪の予報まで出ている。ダウンベストとか上着とかを全部着込んで、船上で食べるスナックを買って、ミシガンアベニュー橋のところから乗船したが、寒すぎる。船室でコーヒーを買って中で見物と思ったが、高層ビルは外に出ないとよく見えない。

 

 お客さんは少ないが、ガイドさんは早口で次々と目に入るビルの説明をしている。やがてシカゴ川河口まで来たが、あらら、ここにも閘門がある(ウイーンのドナウ川クルーズの時に閘門を通過した)。もともとはシカゴ川はミシガン湖に注いでいたのだが、現在は閘門でシカゴ川の水位を下げ、反対方向に流しているそうだ。シカゴの水質汚濁問題とかもあったと言っていた。そうだったのか。

 (ミシガン湖との間の閘門)

 寒いとか言ってる場合じゃないぞ、というわけで甲板に出て閘門通過を見物。シカゴ川とミシガン湖の水位差は1m未満で、10分くらいで閘門を通過してミシガン湖に出た。しかし、ミシガン湖は海みたいで、沖合の防波堤に波が打ち寄せ、水しぶきが上がっている。風邪を引きそうなのでまた船室に避難した。

 船はしばらく沿岸をクルーズしながら、シカゴの摩天楼を湖上からながめた。旧シアーズタワー(1973年築)は現在はウイリスタワーというそうだ。その他、ジョン・ハンコックセンター(1969年築)やトウモロコシみたいなマリナシティツインタワー(1968年築)など歴史的な高層ビルに加え、船着き場の前にあったのがトランプホテル(2009年築)、さらに2020年築のThe Residences at The St. Regis Chicagoというのがとても目立っていた。

 (ウイリスタワー)

   (左からマリナシティ、トランプホテル、ザ・レジデンス)

 再度閘門を通過し、シカゴ川を遡りながらガイドさんの建築の解説が続く。何だかおもしろそうなので甲板で足踏みしながら聞いていたが、クラシック、モダニズムポストモダン?など、超高層ビルのスタイルもさまざまでおもしろかった。何というか、シカゴの町は都市として古いので、東京に通ずるものがあると思った。

 (シカゴトリビューンタワー)

 (マーチャンダイズマート、完成当時世界最大のビルだった)

 (川沿いにAmtrakが見える)

 (マーカンタイル取引所、シカゴといえば先物取引?)

 下船後も寒くてたまらず、近くのメイシーズMacy's百貨店に入ったら、日本橋三越高島屋をさらに巨大にしたような吹き抜けと装飾天井があり、ここが本店のようだった。7階にはお好み大食堂ではなく高級レストラン(Wallnut Room)もあった。しかし店内にカフェがなく「デパ地下」もなかったので退散。

   (メイシーズ本店)

 シカゴは高架の電車(ループ)も走ってるし、何となくいい感じだったがとにかく寒かった(ユニクロに駆け込んでヒートテックを購入)。