2023.3.7  カンボジアの調査(1)

 4年ぶりのカンボジアでは、20年以上通っているコンポントム州のサンボープレイクック遺跡の調査に参加した。今回は筑波大のS先生のグループで、日本から考古、生物、地形などの分野から6名参加し、トレンチを掘りまくった。さらに、S先生とカンボジアのT先生の協力で、カンボジアの大学生の現地研修も兼ねており、総勢18人くらいになった。

 S先生真面目なので、初日に現地に着いたとたんに環濠のトレンチのところに連れて行かれ、いきなり断面観察が始まった(初日は遺跡や周辺部をひとまわり見る、というのが多いけど)。

 

 毎朝7時出発で日が暮れるまでトレンチを掘って、遺物、堆積物、花粉、昆虫化石などの観察とサンプリングをして、夜は各参加者がカンボジアの学生(と日本の参加者)向けにレクチャーをするという過密スケジュールだったけど、昼は木陰でお弁当とデザートのマンゴーがこれでもかこれでもかと出てきて、夜はカンボジア料理各種で、みなさん満足そうだった。

  (ヘビじゃなくてウナギが出てきた)

  (木陰でお弁当)

  (レクチャーの後はカンボジア料理、今日は珍味・蟻サラダ)

 遺跡の時代(7世紀頃)の環境がわかるといいなあ。