2022.7.24 パリの美術館と博物館

 都会の観光地は(コロナだし)あまり行きたくなかったので、美術館と博物館に行った。

 ルーブル美術館は金曜日は夜遅くまで開館なので夕方5時からのチケットを買ったが、入口前は長蛇の列。ここは仕方ないか。

 

 モナリザ前はたいへんな状態だったが、他にもダビンチの直筆?は数枚あり、目の前で見られて感激した。

 

 やたら広いので1日では回りきれないというのがよくわかった。場所によってはガラガラで(中世のお皿とか中東の遺物とか)静かな場所もあった。

 土曜日は国立ギメ東洋美術館へ行った。ここはカンボジアの彫刻がたくさんあり、パリで行きたかったところだった。カンボジア中部サンボープレイクック遺跡にまつられていた馬頭の神像(ヴィシュヌの化身?)がある。

 

 その他、ベトナムのチャンパ、タイやインドネシアヒンドゥー教や仏教の彫刻、それらの元祖のインド、マトゥーラ仏像、アマラヴァティ(アンドラプラデシュ)、ガンダーラグレコ仏像、シルクロードの洞窟、中国の仏像や景徳鎮などすごいすごい。みんなぶんどってきたんだろうな。ここは静かで良かった。

  (左はチャンパの彫刻、右はガンダーラ;頭だけ切り取ってきている)

 日曜日は国立自然史博物館。事前にネットでチケットを買おうとしたが、「Not available」。よくわからないので直接行ったが、古生物ギャラリーは混雑と暑さで入場制限と言っているらしい(前に並んでいた人がスマホGoogle翻訳で教えてくれた)。少し待って中に入れたが、すごい数の骨格標本とホルマリン漬けの内臓標本!エアコンがなく確かに暑い。扇風機の前で子どもがへたり込んでいた。

  (古生物ギャラリー)

 国立自然史博物館は、植物園、古生物ギャラリー、鉱物ギャラリー、生物進化ギャラリーなどのコンプレックスで、いちいち入場券が必要だったが、生物進化ギャラリーがいちばん広くてエアコンもありカフェで休憩できた。生物多様性とか人間による家畜化とか環境汚染とかなども展示されていた(全部フランス語だったが)。

  (鉱物ギャラリー)

  (生物進化ギャラリー)

 (おまけ)ユネスコ本部にも行ってみた(外側を見ただけ)。