2022.10.27 ディスカバリージオパーク

 08:30 いよいよ覚悟を決めて、レンタカーでディスカバリージオパークへ行くぞ。片道3時間半で(高速利用)約300km。高速に入り、インターチェンジでカナダ横断道Trans-Canadian Highwayというのに入る(セントジョーンズが東端)。

 アメリカでバスで移動したときは、ガソリンスタンドにコンビニやトイレがあってパーキングエリアみたいになっていたが、ここはそんなのあるのかなあ。1時間くらい運転して何もないので、Whitbourneというところで高速を降りて、5kmくらい離れた町まで行ったら、「ニューファンドランドで最初の内陸の町」という看板があった。雑貨屋さんに入って高速に戻ったら、その先にGS+お店があった。

 ニューファンドランドは期待通り交通量も少なく、おっかなびっくり運転にはちょうどよい。途中でついにジオパークの看板を発見したが、結局ここだけだった。

 13:00 ボナビスタBonavista岬の手前Port Union着。小さな博物館があったがシーズン終了のため閉まっていたが、近くで家の修理をしていた人に「化石が見られる場所はどこですか」と聞いたら、すぐそこだよと教えてくれた。

  

 (これ??)

 エディアカラ化石というのは比較的最近みつかったようで、サンゴや貝殻のような硬い組織がないため残りにくく、火山灰層に覆われて偶然残ったということのようだった。漁業組合(Union)の港ということで、小さな展示館が開いており、そこできいたら化石の展示を見せてくれ、ジオパークのパンフレットももらえた。

  

 近くの海岸は北米最大のパフィン(ツノメドリ)の夏の繁殖地だそうだが、もちろんもう1羽もいなかった。

 14:35 ボナビスタ岬には古い灯台がある。周辺は平坦地が広がり、海成段丘なのかなあ?近くに海食洞の天井が崩落したDungeonという場所がありジオサイトになっていたが、段丘礫っぽいのもあった。氷河が解けた後、「重し」がとれてリバウンドで隆起した段丘なのかもしれない。

  

 

 岬の西側の「ロングビーチ」は、1775年のリスボン地震津波が到達した記録があるそうだ。リスボン地震は海溝型地震だったのか。

 

 15:35 というわけで、ジオサイトもいくつか見られたのでそろそろ戻らないと。雨も降り出したが、途中で給油もして4時間かかってセントジョーンズまで無事生還した。往復640kmだった。