2022.4.18 気仙沼~石巻

 気仙沼市街地は2011年の震災時に津波と火災にあい、地盤沈下もみられた。漁港付近では今も岸壁の方が道路面より高くなっている。安波山の復興祈念公園からは、気仙沼湾と昨年できた「かなえ大橋」がよく見えた。

 (気仙沼湾

 気仙沼市では階上の気仙沼向洋高校旧校舎が震災遺構として保存されているが、今日は月曜日(休館日)で中には入れなかった。まわりに人がたくさんいると思ったら、ミニゴルフの大会?をしていた。市議会議員選挙中で、街宣カーが「どうぞ楽しんでくださ~い」と言いながら走り回っていた(大きなお世話だ)。

 (壁の上部にコンテナがぶつかってこわれた)

 近くの岩井崎は石灰岩のピナクルが林立して潮吹き岩もあった(三陸ジオパーク最南端)。節理に沿って侵食がすすみ、水が噴き出すのだろう。

 

 南三陸町歌津では国の天然記念物「館崎の魚竜化石産地」があった。道の駅でもらったパンフレットを見たら「化石好きの聖地」と書いてあった。聖地を制覇。

 南三陸町は2011年の津波で「防災庁舎」が水没し、鉄骨の骨組みが震災遺構となっている。隣に盛土造成した「さんさん商店街」と道の駅ができた。向かいのブライダルホール「高野会館」は最上階の4階まで津波が到達したが、屋上に避難した老人会を含む327人と犬2匹の命を救った。

 (南三陸町防災庁舎)

 

 石巻市にはいると追波湾に注ぐ新北上川河口があり(旧北上川石巻湾に注ぐ)、河口から約3kmの右岸に大川小学校がある。前回来たときと比べ、震災遺構として整備され、伝承館も新築されていた(休館日)。 

 (石巻市大川小学校)

 

 旧北上川河口の石巻市街地へ向かう前に、女川町を経由した。東北電力のおかげで?道の駅もリッチな感じだが、震災遺構の「女川交番」のインパクトがすごい。

 (津波で横倒し)

 

 石巻では名前につられて「タマホテル」というところにしたら、猫カフェならぬ猫ホテルだった。猫と遊ぶ大部屋があってさわり放題。テーブルの上に猫のご飯があるのかと思ったら人間のご飯だった・・・。

 (オーナーと猫たち)