2022.10.26 ニューファンドランド島へ

 カナダにはジオパークがあるので行こうとしたら、どこもえらく遠いところばかりで、どうせ遠いならいちばんはずれの方にしようと思って、ニューファンドランド・ラブラドル州Newfoundland and LabradorのディスカバリーDiscovery世界ジオパークに行くことにした。カナダ東端のニューファンドランド島である(島の西側のグロスモーンGros Morne国立公園の方が有名らしい)。

 モントリオールからもう鉄道では行けないので、州都セントジョーンズSt. John'sまでカナダ航空国内線で2時間半、時差が1時間半という半端な時間になっている。

 空港の観光案内所で「ジオパークの情報はありますか」と聞いたけど、案の定「何それ?」、タクシーの運転手さんも「知らないなあ」。宿に着いてからどうやって行けるか調べたが、セントジョーンズからはだいぶ遠く、もう10月なのでツアーなどはない。これまでなるべくなら避けたいと思ってきたが、ついに伝家の宝刀、国際免許でレンタカーを借りることにした。なのでまたタクシーで空港まで戻る。

 車は韓国ヒョンデのSUVでなかなかかっこいい。しかしカーナビはない。仕方ないのでipadを巨大な(無用の)AVモニターにかぶせてGoogle Mapを表示させたら、これは使える。USB電源ソケットもある。普段は(日本では)現在位置の表示だけで行先案内は使わないのだが、こちらでは心の余裕がないので、カーナビの言う通りにすることにした。

 (Hyudai KONA AWD)

 空港から街のすぐそばのシグナルヒルSignal Hillという丘まで超緊張しながら約20分。ジオセンターという地質の博物館があったが、ジオパークとは別だそうだ。しかしニューファンドランド・ラブラドル州の地質の説明があり予習ができた。ニューファンドランドメモリアル大学Memorial Univ.の地質学教室の協力で運営しているらしい。

 ラブラドルの地質は非常に古く(38億年前とか)ニューファンドランドは新しい、と書いてあったが、新しくても5億年前である。ここでエディアカラ生物群三葉虫などの化石が見つかったそうだ。

  (GEO Centre)

  シグナルヒルはセントジョーンズの港の入口にあり、港町の防衛やヨーロッパとの間の通信基地だったようだ。あたり一面氷食を受けたなだらかな丘で、シグナルヒルの頂上は礫岩のため侵食に強かったようだ。植生は針葉樹林だがあまり背が高くない。土壌の発達が悪いからか。

 

 セントジョーンズはイギリスから来た人達がつくった北米最古の街らしい。フィヨルドというほどではないが、氷食谷の部分が沈水して天然の良港になっている感じだ。それはともかく、アメリカと較べ、英語が聞き取りやすくなった。調子に乗って、夕食はフィッシュアンドチップスにしたが、当然揚げ物責め。