2023.01.24 シンガポール到着

 海外修行第3弾はシンガポール

 航空券はあらかじめオンラインでチェックインして、羽田で荷物を預けようとしたが、搭乗券のQRコードを読み取ってくれない。コロナで何でも無人化されており、エラーになればお手上げ。

 (搭乗券を読み取れません)

 結局手動で発券してもらった。

 羽田空港で電子申告のシンガポールアライバルカードを入力しろと言われた。搭乗前にやろうと思ってsingapore arrival cardと検索して、パスポート番号やメールアドレスを入力して「次へ」に行ったら、クレジットカードの番号を入れるページになった。はて?羽田の地上スタッフに「シンガポールアライバルカードはお金がかかるのですか」と聞いたが、かからないという。じゃあこれは何だ??

  (クレジットカード番号を入力してください)

 ようやくフィッシングサイトではないかと気づいた。

 ANAのスタッフがタブレットで示してくれたQRコードを読み取って正しいサイトで入力完了、無事に登録が終わったが、例のサイトからさっそくメールが来ており「入力が未完成です」、早くクレジットカードを登録しろといってる。やばいぞやばいぞ。

 シンガポールに着いてからイミグレーションのところのセキュリティの人に「このサイトはフィッシングサイトです」と訴えたのだが、シンガポールはITが発達しているからそんなのは山ほどあるといってまともに取り合ってくれなかった。

  (自動化レーンへどうぞ)

 入国審査では指紋押捺(右手親指だけ)があったけど、これも何回やってもエラー。係の人が来て「手指消毒液をつけてみろ」といわれ、ようやくクリア。年寄りは皮膚が乾燥しているのです!

 改めて入管のサイトを調べてみると、「フェイクサイトに注意」と書いてあった。

ICA | Public Advisory On Fake Sg Arrival Card Website

 (注意喚起:公式サイトです)

 (上がフェイクサイト、下が公式サイト)

 これだよこれ。あぶなく100ドルだまし取られるところだった。

 

 旧正月は終わったけど、市内ではまだお休みの店も多かった。

  (川沿いはあいかわらず)



2023.01.15 福島巡検(その2)

 巡検2日目は阿武隈山地国土地理院的には「阿武隈高地」)の地形を中心に見学。「古滝屋」さんの社長が同行してくださった。

 2011年4月11日の「余震」で生じた地震断層の「湯ノ岳断層」と「井戸沢断層」を見に行った。ここは昨年4月に時間切れで行けなかったところだ。

 井戸沢(いとざわ)断層はいわき市の天然記念物になっており、落差2mの正断層崖が今でもよく残っている。地主さんが現地を案内してくださった。

  (井戸沢断層、日本で唯一正断層の地震断層崖)

 近くの露頭では変成岩(片岩)がみられたが、尾根上の断層崖のところには花崗岩のコアストーン?があった。断層崖のところは地質境界?

   (上盤側にコアストーン?)

 このほか、阿武隈山地のあちこちにみられる谷中分水界を数か所で見学した。石川町竹の花では、地元の人がつくった「分水嶺公園」があった。

 (谷底の中央部が分水界)

  (分水嶺公園)

 もう一つのテーマは「再生可能エネルギー」で、鮫川水力発電やあぶくま洞の近くの小白井(おじろい)風力発電所などを見学した。

 (白い建物は鮫川水力発電所;取水堰は下流の柿の沢発電所の施設)

 (滝根小白井ウインドファーム;すぐ脇に「いちえふ」からの送電線がある)

 道の駅ひらたでは、名物のハバネロソフトクリームに挑戦(一口で降参)。

  (これは上級)

 磐越東線菅谷駅で古滝屋さんの社長をお見送りして(ローカル線の駅に一同興奮)、郡山駅まで行き解散した。

 (磐越東線菅谷駅

 

 ゼミの皆さんはポストコロナで初合宿だった。これからも何度か巡検ができるといいですね。K先生ありがとうございました!

2023.01.14 福島巡検(その1)

 K先生のゼミ巡検に参加させていただき、バスで福島(浜通り阿武隈山地)をまわった。浜通りは昨年4月に震災遺構めぐりをしたので、そのとき通ったところもあった。

 いわき市岩間防災緑地は前回通ったけれど、被災堤防モニュメントは今回初めて見た。

 (倒れた旧防潮堤)

 

 いわき市震災伝承未来館では語り部のよーよーさんに周辺を案内していただいた。よーよーさんは当時20歳、自宅でおばあちゃんと被災した時の話は言葉を失った。その家の場所が今は防災緑地になっている。

  (よーよーさんのお話を聞く)

 

 海岸沿いを北上して、いちえふ(第一原発)を過ぎ、浪江町の請戸(うけど)小学校(震災遺構)も見学した。ここは昨年4月も来たが、全員無事避難できたところだ。小学校というのは地域の人誰もが関わりのある場所だけに、多くの人の心を打つのだと思った。

  (震災遺構請戸小学校)

 

 K先生の巡検はあたりが真っ暗になっても見学が続き、いわき市湯本まで戻って、宿舎の「古滝屋」旅館では里見社長がつくった「原子力考証館」を案内していただいた。

 (里見社長の説明)



2023.01.02 新春隅田川

 お正月にS先生ファミリーが遊びに来て、いっしょにおせち料理を食べた。

 (東京のおせち)

 そのあと小学生のお子さんの自由研究で、隅田川に鳥の観察に行った。両国から越中島まで、鳥がいたら種類と数を記録するというハイレベルな調査だった。

 (総武線鉄橋)

 (小学生に教わったホシハジロ

 ついでに隅田川巡検

 (高潮水位)

  (竪川と小名木川

 (隅田川アカエイが釣れた)

 (清洲橋スカイツリー

 越中島から竹芝まで「東京水辺ライン」(水上バス)でクルーズ。

  (築地市場解体中)

 (竹芝にいちばんたくさんいた)

 浜松町駅で解散、お正月からよく歩きました!

 (世界貿易センタービルがなくなっていた)

 

2022.12.29 年末の「第九」

 これまでも時々年末に「第九」を聴きに行っていたが、今回ウクライナ国立歌劇場の来日公演があったのでチケットを入手した。招聘元は光藍社という会社で、以前からウクライナの「キエフ・バレエ団」やオーケストラを毎年招聘していた。そういえば以前一度ここの「第九」を東京で聴いたことがあったが、もちろん戦争になってからは初めてだ。

 東京オペラシティ(新宿)のホール側面の3階席で、オーケストラを上から見おろすような場所だったが、指揮者の顔も見える。はじめの「エグモント」序曲で、オーケストラの息継ぎが聞こえてこりゃすごいと思った。それぞれの楽器がそこで鳴っているのがわかりおもしろい席だった。

 指揮者はたぶん数年前に聴いたときと同じ人(ミコラ・ジャジューラ)で、胸にブルーと黄色(ウクライナ国旗の色)のポケットチーフをさしていた。合唱団の女性は皆真っ白いドレスで(天使みたい、あるいは白装束か)思わずはっとするような感じだった。彼女らも胸に小さなブルーと黄色のリボンをつけていた。

 演奏が終わると大きな拍手とスタンディングオベーション、そして客席の何カ所かで大きなウクライナ国旗が振られた。こちらも旗がなかったので文房具屋で青と黄色の付箋紙を買って持参し、つなぎ合わせてちらしの袋に貼って振り回した。

 光藍社は気が利かないのか、戦争のさなかに来日して東京で「第九」をやっているのに取材もメッセージも何もなかったが、彼らはたいへんな思いをして日本に来ているようだった。

(横浜公演の記事)

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000281705.html

 「第九」の歌詞は「世界の人々は兄弟」、みたいなことを言っているけれど、東西ドイツ統一のときも「第九」だったし、本当に心から喜んで歌えるようになって欲しい。

 

2022.12.25 一陽来復

 12月20日 朝起きるとのどが痛い。昨日家に帰ってうがいをし忘れたからかな。体温は平熱(平熱は35度台です)。

 12月22日 冬至。のどが痛い。ゆず湯はやめてゆずジャムにする。うがい薬でうがい。体温は平熱。

 12月23日 トローチをなめ続ける。体温は平熱。

 12月24日 鼻水が出る。体温36.7~37.1度(平熱と較べると1度以上高い)。やばいんじゃないの(家にこもる)。キャンプ用鍋(MESTIN)で炊飯。

 (うまく炊けるんです)

 12月25日 NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)のサンタクロース追跡プログラムをチェック。日本の情報はなぜか硫黄島から。体温36度台前半に下がる。実家から「コロナ抗原検査キット」を取り寄せ検査した結果は陰性。確かにコロナで鼻水はあまり聞かないな。

 12月26日 平熱。

 毎年この時期にのどがかれて鼻水が出るので年中行事だったらしい。

2022.12.19 国内潜伏

 11月上旬の帰国後、国内に潜伏中だったが、やはり国内にいると何かと用事が多い。

 11月中旬 某G委員会関係で長野県の現地視察。高遠の幻のそば(入野谷在来種)に感動(後日都内の気に入っていたそばやに行ったのに満足できなくなってしまった)。夕食はマツタケ責め。

  (マツタケ鍋!)

 帰りは車で中央線の駅まで送っていただけるというのを辞退して、飯田線各駅停車の旅~。

  (中央アルプス駒ヶ岳

 

 11月下旬 某D委員会関係では奥利根と吾妻川の現地視察。未踏の利根川最上流まであと少しの場所までボートで行けた。

 (矢木沢ダムはアーチ式)

 (利根川源流部)

 

 11月下旬 加曽利貝塚発掘現場の見学。貝塚って何だろうと疑問が増大。どうもただのゴミ捨て場じゃないぞ。

  (白いのは貝層)

 

 12月上旬 考古系学会のおてつだい。東南アジアから招待の先生に、東京で行きたいところにご案内しますといったら、お世話になった先生のお墓参りに行きたいとのこと。何かじんときました。

  (モダンな霊園だった)

 

 12月中旬 K市史講演会。歴史系の講座で地形地質の話をして煙に巻くつもりだったが、こういう講座ではたいがい調査不足で地元市民の方からツッコミが来る。「〇〇園のところとおっしゃいましたが、そうではなくて〇〇神社のところだと思います。」「おっしゃるとおりでございます。」