巡検2日目は阿武隈山地(国土地理院的には「阿武隈高地」)の地形を中心に見学。「古滝屋」さんの社長が同行してくださった。
2011年4月11日の「余震」で生じた地震断層の「湯ノ岳断層」と「井戸沢断層」を見に行った。ここは昨年4月に時間切れで行けなかったところだ。
井戸沢(いとざわ)断層はいわき市の天然記念物になっており、落差2mの正断層崖が今でもよく残っている。地主さんが現地を案内してくださった。
(井戸沢断層、日本で唯一正断層の地震断層崖)
近くの露頭では変成岩(片岩)がみられたが、尾根上の断層崖のところには花崗岩のコアストーン?があった。断層崖のところは地質境界?
(上盤側にコアストーン?)
このほか、阿武隈山地のあちこちにみられる谷中分水界を数か所で見学した。石川町竹の花では、地元の人がつくった「分水嶺公園」があった。
(谷底の中央部が分水界)
(分水嶺公園)
もう一つのテーマは「再生可能エネルギー」で、鮫川の水力発電やあぶくま洞の近くの小白井(おじろい)風力発電所などを見学した。
(白い建物は鮫川水力発電所;取水堰は下流の柿の沢発電所の施設)
(滝根小白井ウインドファーム;すぐ脇に「いちえふ」からの送電線がある)
道の駅ひらたでは、名物のハバネロソフトクリームに挑戦(一口で降参)。
(これは上級)
磐越東線の菅谷駅で古滝屋さんの社長をお見送りして(ローカル線の駅に一同興奮)、郡山駅まで行き解散した。
ゼミの皆さんはポストコロナで初合宿だった。これからも何度か巡検ができるといいですね。K先生ありがとうございました!