2023.01.15 福島巡検(その2)

 巡検2日目は阿武隈山地国土地理院的には「阿武隈高地」)の地形を中心に見学。「古滝屋」さんの社長が同行してくださった。

 2011年4月11日の「余震」で生じた地震断層の「湯ノ岳断層」と「井戸沢断層」を見に行った。ここは昨年4月に時間切れで行けなかったところだ。

 井戸沢(いとざわ)断層はいわき市の天然記念物になっており、落差2mの正断層崖が今でもよく残っている。地主さんが現地を案内してくださった。

  (井戸沢断層、日本で唯一正断層の地震断層崖)

 近くの露頭では変成岩(片岩)がみられたが、尾根上の断層崖のところには花崗岩のコアストーン?があった。断層崖のところは地質境界?

   (上盤側にコアストーン?)

 このほか、阿武隈山地のあちこちにみられる谷中分水界を数か所で見学した。石川町竹の花では、地元の人がつくった「分水嶺公園」があった。

 (谷底の中央部が分水界)

  (分水嶺公園)

 もう一つのテーマは「再生可能エネルギー」で、鮫川水力発電やあぶくま洞の近くの小白井(おじろい)風力発電所などを見学した。

 (白い建物は鮫川水力発電所;取水堰は下流の柿の沢発電所の施設)

 (滝根小白井ウインドファーム;すぐ脇に「いちえふ」からの送電線がある)

 道の駅ひらたでは、名物のハバネロソフトクリームに挑戦(一口で降参)。

  (これは上級)

 磐越東線菅谷駅で古滝屋さんの社長をお見送りして(ローカル線の駅に一同興奮)、郡山駅まで行き解散した。

 (磐越東線菅谷駅

 

 ゼミの皆さんはポストコロナで初合宿だった。これからも何度か巡検ができるといいですね。K先生ありがとうございました!