2023.2.14 スリランカの世界遺産
スリランカには世界文化遺産が6件と世界自然遺産が2件登録されている(計8箇所はベトナムと同じ、タイは6箇所、カンボジアは3箇所)。
UNESCO世界遺産リスト https://whc.unesco.org/ja/list/?iso=lk&search=&
経済危機でどうなっているのかよくわからなかったので、とりあえず現地発着の見学ツアー(5つのユネスコ世界遺産・3日間)を申し込んだ。
ガイドさんが自らの車を運転して迎えに来たが、参加者は1人だけなのでプライベートツアーだ(やった!)。
・聖地アヌラーダプラ:BC4~AD10世紀頃のシンハラ王国の都。BC3世紀にインドのブッダガヤから菩提樹の枝を持ち帰ったらしい。裸足で仏塔を一周、石が熱いよー。
・古代都市シギリヤ:比高約200mの岩山で、もと仏教僧院だったが5世紀に一時王宮がつくられた。岩壁画の「シギリヤレディ」が有名。ユネスコのサイトでは「花崗岩」と書いてあるけれど、片麻岩だと思う。
・古代都市ポロンナルワ:11~13世紀のシンハラ王朝の都。ちょうどカンボジアのアンコール王朝と同じ頃で、アンコール遺跡群みたい(ただしこっちは仏教オンリー)。
カンボジアのサンボープレイクック遺跡(7世紀)のルーツがインドではなかなかみつからなくて、時代は少しずれるけれどこっちのほうが近いのかもしれない。
・ミンネリヤ国立公園:世界遺産じゃないけれど、野生のゾウがたくさんいる。子連れの群れを20台近くのジープが取り囲んで記念撮影。
(クジャクもいる)
・ダンブッラの黄金寺院:BC1世紀~20世紀の石窟寺院群。1~5窟まであり、涅槃仏はじめ157の仏像と壁画がきれい。一箇所だけヒンドゥー教のヴィシュヌ神もまつられている。アジャンター石窟よりはだいぶ小さい。写真撮り放題。
・聖地キャンディ:16世紀~18世紀のシンハラ王朝最後の都。仏歯をまつる仏歯寺がある。
(この中に仏歯がまつられている)
スリランカの歴代の都は代々外国(インド、ポルトガル、オランダ、イギリス)の侵略をうけてきたため、内陸にあるということか。コロンボは海岸にあり中国の「一帯一路」に取り込まれているし(現在の首都はコロンボの一部?のスリジャヤワルダナプラコッテ)。
ガイドさんはコロナで2年間休業、トヨタの車(アリオン)も売り払い、ホンダのフィットで今回久しぶりの仕事だったらしい。ハイブリッド車は燃費がいいので人気だそうだ。ローソンとか引越のサカイのトラックも(たまに)走っている。バスやワゴン車には謎の日本語がわざと書いてある。
(「最大積載量最大」)