2022.9.12 大陸横断+大西洋横断
せっかく?アメリカに来たのだが、ポルトガル中部のコインブラCoimbraというところで学会があり発表を申し込んだので、ポルトガルへ転戦した。
サンフランシスコからの直行便はお高いので、途中ワシントン(ダレス)で乗り継ぎのユナイテッド航空大陸横断+大西洋横断ルートになった。ワシントンでの乗り継ぎが50分なので大丈夫なのかと旅行会社の人に聞いたら、出国は簡単なので大丈夫とのこと。
カリフォルニア州、ネバダ州、ユタ州、コロラド州の砂漠地帯を延々と飛び、どこがロッキー山脈かと思っているうちに大平原になり、カンザス、ミズーリ、イリノイ、インディアナ、オハイオなどを通って、東海岸のワシントンまで5時間強、最後に機長が21年前のきょう(2001年9月11日)、テロで犠牲となったユナイテッド航空とアメリカン航空の旅客機について触れ、私たちは負けないみたいなことを(たぶん)言って、乗客は拍手を送った。
(左;コロラド川支流グリーン川、右;大平原)
(大陸横断ルート)
そのワシントンでは確かにセキュリティチェックもなく乗り継ぎでき、「去る者は追わず」だった。ポルトガルのリスボン行きは、久しぶりに英語とそれ以外(ポルトガル語)の2か国語のアナウンスで、窓際の席だったが海しか見えず、ひたすら寝た。
ポルトガルの入国審査では「何の目的で来たのか」と言われたので、ipadで学会のウエブサイトを見せたら「それは見たことある、地形というのは地面のでこぼこのことだろう」「気候変動とも関係あるのか」というので「ある」と言ったら、「アンデス山脈が気候に影響を与えていて・・・」とか審査官が説明をしてくれた。地理学が好きなんだそうだ。すばらしい!
(リスボン空港)
リスボン空港からはメトロでポルトガル国鉄(CP)のオリエンテ駅まで6分、コインブラまでインターシティ急行の切符も簡単に買えた。駅からのタクシーもホテルの受付もスムーズで、みんな親切だった。いい感じだぞポルトガル。
(左;メトロのシートはコルク貼り、右;CPリスボンオリエンテ駅)