2022.8.20 ベトナムの歯医者さん

 10年前にインドで奥歯の詰め物がとれて歯医者へ行ったときに、日本の歯医者よりいいかなと思ったので、今回はベトナムの歯医者に行ってみた。10年前と同じ歯だ。

 ホーチミンには日本人の歯科医院もあったが、1軒目は休診日。2軒目は行ってみたら何だか薄暗くて、ガードマンさんがスマホで「何が問題ですか」とGoogle翻訳で日本語で見せるので、こちらも「予約してないですが診察は受けられますか」をベトナム語に翻訳して見せると、「本日は臨時休業です」とのこと。便利だねえ。

 日本人医師じゃなくていいやと、近くのもう1軒の歯科医院に行ってみると、今泊まっている高級?ホテルのロビーよりももっと広くてピカピカな待合室にソファが配置されている。薄暗くて心細かったさっきの日本人歯科とは大違い。こっちのほうがいいぞ。あいにくその日は予約でいっぱいだったので、日を改めて再訪。

 (ホテルみたいなロビー)

 受付で問診票を記入して、イソジンみたいなので口をすすぐとベトナム人の先生の診察室に通された。件の場所を見せると、まず歯科用デジカメとX線で撮影して、モニターに示しながら「歯の上の部分が割れている」「根っこの部分が慢性感染症にかかっている」とのこと。

 (診察室も最新鋭)

 英語の用語がわからないのでipadを持ち込み、先生にスペルを聞きながら英語を日本語に翻訳して説明してもらうと、tooth extraction(抜歯)という恐ろしい単語が出てきた。しかし翌日ベトナムを出国するので、抜歯は帰国後にしてもらった。さらに、帰国はまだだいぶ先だといったら応急処置をしてくれた。割れた歯と詰め物をとりはずし、残った部分を削ってから穴を埋めてならしてくれた。こっち側でものを噛んでも大丈夫とのこと。

 薬も5日分処方してくれ、(日本と同じで)処方箋を薬局に持って行って買いなさいと言われた。そして、写真とX線画像と日本の歯医者への(処置の)説明書をメールで送ってくれるとのこと。なんて親切なんでしょう。

 ホテルのならびのドラッグストアで薬(抗生物質と鎮痛剤;どちらも飴みたいに巨大)を無事ゲット、夕方にはメールも届いた。日本の歯科医あてに処置の説明が書いてある。ありがたやありがたや。ベトナムの歯医者さんは優秀だなあ。

 (最寄りのドラッグストアで処方)

 (大きくて飲み込むときにひっかかる)