2022.8.2 氷河の後退

 30年ぶりにツェルマットに来た大義名分は、氷河がどのくらい縮小したか見に行くというものである。スイス国鉄(略称は3言語併記でSBB CFF FFS)のツェルマット駅前から、ゴルナーグラート登山鉄道で終点まで行くと、モンテローザマッターホルンの氷河が間近に見られるのだが、今回は、ゴルナーグラートから2駅分歩いて下ることにした。往復126スイスフランのところ、14スイスフランだけ安くなったが、すごい金額だなあ。

  (左:ツェルマットからのマッターホルン、右:登山鉄道はアプト式

 ハイシーズンで観光客がいっぱいだが、だいたい全員座席に座れた。しかし30年前もこれに乗ったはずなのに思い出せない。当時は氷河を間近に見たので頭がいっぱいだったのかな。

 とにかくゴルナーグラート氷河の様子をバシバシ写真に撮って、30年前の写真と比べてみたら、やっぱり相当縮小していた。

  (左:1991年、右:2022年)

 今年(2022年)の7月はじめにはイタリアアルプスのマルモラーダという氷河が崩落して雪崩で死者が出た。スペインなどでは熱波も続いているし、気候変動ということか。

 (逆さマッターホルン