2022.7.31 夏休みの民族移動(ベルギー~スイス)

 ベルギーの人は夏休みは地中海の海辺に行かないといけないらしいが、熱波のスペインやイタリアは勘弁なので、列車でスイスに行くことにした。

 フランス新幹線TGVはもういいや、なのでドイツ新幹線ICEでフランクフルトまわりでチューリヒまでのルートにしたが、夏休みの民族大移動とぶつかり、ブリュッセル発ケルン行きICEは満席。座席の予約があるとその区間が電光掲示板に表示されている。指定料金は(たったの)4.5ユーロだが手遅れ(しかしお得意様専用席に座ってお得意様が来なかったのでセーフ)。乗り継ぎのケルン~フランクフルトの座席を慌てて予約した。

  (ドイツ新幹線ICE)

 ブリュッセルから(ドイツ国境の)アーヘンまではみんなマスクしてなかったのに、ドイツ国内に入った途端、全員マスク着用になった。あれ、そうだったの。なつかしい光景だなあ。

 しかしドイツ新幹線も15分遅れた。もちろん座席指定したケルンから先のICEは間に合わない。仕方ないのでその後のICE(また満席)でマンハイムまで行き、チューリヒ行きに乗り継いだ、はずなのだがまた25分遅れとか言ってる。おまけにチューリヒまでは行かないよ、バーゼル止まりだよと言ってる。

  (左:ケルン中央駅、右:マンハイム駅)

 DB(ドイツ国鉄)どうしちゃったのかと思って、またDBのサイトを探すが、英語のサイトでは情報が出てこない(日本でもそうですよね)。ドイツ語をGoogle翻訳すると、短期契約の運転手不足でダイヤ変更、とかいうのが山ほど出てきた。コロナのせいなのかわからないが、仕方ないか。イギリスではストライキで鉄道が麻痺しているので、走っているだけありがたい(だんだんハードルが下がってきた)。

 スイスのバーゼルからチューリヒまでは、何とまたフランス新幹線TGVパリ発LYRIAというのが来た。もちろん満席で予約してないので通路の荷物置き場。おや、誰もマスクしてない。変なの。おまけにバーゼルチューリヒもくそ暑い。ブリュッセルは涼しかったのに。暑いのでチューリヒ駅でコーヒー牛乳みたいなのを買ったら、4.5スイスフラン(=4.5ユーロ)。高い!

  (左:バーゼル駅で降ろされる、右:フランス新幹線LYRIA)

 まともな旅行気分になれたのは、最後のチューリヒからスイス東部のクールChurまで。チューリヒ湖やアルプスの山が車窓に広がり、景色も満喫できた。

  (スイスっぽいなあ)

 というわけで、10時間の列車の旅は終了。

 (クール旧市街)