2022.07.10 週末の過ごし方(その2)

 日曜日は待望の?ユーレイルパスで、ベルギー国内唯一のユネスコ世界ジオパークFAMENNE-ARDENNE GEOPARKに行ってみた。

 ウエブサイトを見てもあまりよくわからなかったので、とりあえず地図の真ん中へんのRochefortというところに駅があるので、その近くの鍾乳洞と博物館とサファリパーク(動物園)のセット入場券(36ユーロ)をネットで購入した。

 

 7時32分ブリュッセル南駅発のインターシティ(急行)で2時間、Rochefort-Jemelle駅で降りたが、駅は無人ジオパークのジの字も見あたらず、Rochefort行きのバスも1時間待ち。大丈夫か?

  (閑散とした駅構内)

 1時間後のバスでGrotte de Han (Cave of Han)の最寄りのバス停で降りたらさすがに観光地で人がたくさんおり、11時からの鍾乳洞ツアーに間に合った。フランス語グループ(先発)とオランダ語・英語グループ(後発)に分かれてそれぞれガイドさんが案内してくれるが、遅れてくる人がたくさんいたので、後発グループのガイドさんはフランス語と英語で説明していた(このへんはベルギー南部でフランス語圏)。日曜日なので1グループ50人くらいいて洞内は密だなあ。思わずマスクをしたけれど、マスクしていたのは私一人だけ。

  (日本語のパンフレットをくれた)

   (鍾乳洞ツアー)

 子ども連れが多いし博物館はほとんど人がいなかったが、周辺の地質図と洞窟から発見されたさまざまな考古遺物が展示されていておもしろかった。

  (博物館の展示)

 最後はヨーロッパの動物たちのサファリパークで、どうなっているのかと思ったら、森の中に点々と柵や檻があって、イノシシやオオカミやクマやフクロウやコウノトリなどがいた。シカやヨーロッパバイソンとかは牧場みたいなところに放し飼いされていた。お子様連れといっしょにサファリバスに乗ったが、全長9kmのコースを歩いて回る人も結構いて驚いた。

 

 ジオパーク的には、サファリパークの中に川が地下の鍾乳洞に吸い込まれていく場所があり、そこで小休止だった。吸い込まれた川は鍾乳洞の入口からまた地上へ流れ出し、途中のショートカット区間が穿入蛇行の空谷になっていておもしろかった。

  (川がトンネルに入っていく)

 帰りのバスはまた1時間待ちで、駅に着いたらブリュッセル行きの急行は発車した直後でまた1時間待ち。待つのにも慣れた。

 ところで、ブリュッセル市内にあんなにたくさんいたアフリカ系・中東系の人達はジオパークに全くいなかった。東洋人もコロナで中国人がいないので他に見かけない。ヨーロッパ系ばっかりで、逆に違和感があった。