2022.6.7 太平洋航路は大荒れ

 北海道に自分の車で行こうと思って、大洗〜苫小牧のフェリーにした。夜行便で01:45出航予定の便だったが、天候悪化が予想されるとかで00:00出航に早まり、さらに22:00出航に早まった。低気圧接近中だがもう切符を買っちゃったので乗るしかない。

  (さんふらわあ だいせつ)

 商船三井さんふらわあだいせつ」11,401トン、隠岐のフェリーとは比べ物にならない巨艦である(船は苦手だけど1万トン級だしいいか)。深夜便はレストランの営業がないので大洗港のスーパーで3食分の買い出しをして乗船。

 寝台は1段で1室に4寝台だが乗客が少ないので1部屋独占、しめしめ。展望風呂もあり、出航直後に入浴した途端ものすごい揺れである。浴槽のお湯がザブーンザブーンとあふれだし、椅子や桶がカラカラ転がり出す。窓の外の陸の灯りが上下に行ったり来たりしている。こりゃダメだと風呂から上がって部屋へ戻り、寝たきりで動けない。

  (カジュアルルームの寝台)

 1時間半ほど揺すられ悶々としていたら、船内放送で、揺れ防止のための船のスタビライザー(フィン)が片方不具合でこれ以上航行が続けられないので大洗港へ引き返すと言っている。ええーっ、と思う反面、ものすごい揺れだったので少しホッとした。

 大洗港で一度車ごと下船し、全額払い戻ししてもらった。即座にLCCの成田~新千歳往復を予約して、船室で朝まで寝ていいとのことで朝まで仮眠。

  (このお湯がザバザバあふれた;翌朝撮影)

 大洗から成田空港までは70km位で、車は空港のそばのパーキングに預けて無事に新千歳に着いた。フェリー代払い戻しの時、支払い済みの苫小牧のホテル代は出ないのかといったら出ないといわれたが、飛行機とレンタカーで苫小牧まで来られた。やれやれ。

  (ウトナイ湖