2022.5.20 隠岐島前その2:知夫里島と中ノ島

 島前西ノ島(西ノ島町)の次は、知夫里(ちぶり)島(知夫村)と中ノ島(海士町)で4島制覇をもくろむ。

 西ノ島の別府港から内航船「いそかぜ」(定員70名)で知夫里島の来居(くりい)港まで15分、300円。千円札を出したら、船員さんが自分の財布からおつりを出してくれた。

  (島前巡回バス?いそかぜ

 港の観光案内所で聞いたら、自転車で赤ハゲ山(325m)は無理だろうといわれ、またもレンタカー3時間5000円、「戻ったばかりで洗車してないけど」「時間がないのでそれでいいです」。軽のバンで運転席が高くて眺めがいいぞ。

 赤ハゲ山山頂から「カルデラ」(内海)のながめ。ここの看板はわかりやすかった。

 (知夫里島は南側外輪山)

 知夫里島も牧場がひろがっているが、この島だけ外来種のタヌキが大発生、人口より狸口の方が多いらしい。

 (牧場のウシとタヌキ)

 (赤壁

 知夫里島カルデラ外側レッドクリフ赤壁)は、高温酸化のスコリア丘の断面で、600万年前の火山にしてはずいぶん生々しい。

 (白壁もある;風化の違い?)

 (またもや行く手を阻まれる)

 小さい島だけど湧水が豊富(淡水レンズらしい)。

 (河合の湧水)

 知夫里島灯台と島津島の化石は時間切れでカット、夕方の「いそかぜ」で最後の中ノ島(海士町)の菱浦港到着。海士町には港に面して客室全面ガラス張り高級リゾートホテル「ENTO」があり、港のターミナルやその向かいの隠岐牛レストランとかもやたらおしゃれだ。

 (ENTO;ジオパーク拠点ホテル)

 ホテル島流し(ENTO)は1泊朝食2万円超のため、民宿1泊朝食付きにしたのでスーパーに買い出しに行ったら弁当はなし、食堂は満席、ざるそばパックとあごちくわと卵焼きを買って、港のベンチで夕涼みしながらごちそうさま(緑茶の缶だったけど、たぶんちくわをつまみに缶チューハイを飲んでるおばさんに見えただろう)。

 (民宿の朝食は鯛の尾頭付き)

 中ノ島はレンタカーではなくて電動アシストのレンタサイクルにしてみた。ふだん通勤に使っている自転車は前傾で乗るヨーロッピアンだが電動ママチャリはそっくり返って乗るアメリカンスタイルだ。

 港から3kmの隠岐神社は、後鳥羽上皇大河ドラマ北条義時に破れて隠岐へ配流)をまつり、神社の裏には宮内庁管理の「火葬塚」がある。

  (後鳥羽上皇火葬塚)

 その次は3km先の明屋(あきや)海岸まですぐのはずが、標識の向きが30度ほどずれていたため別の道に迷い込み(昔の漫画みたい)、なかなかたどり着かず(地図を持っているのに・・・)。隠岐神社でいっしょだった知夫小学校の遠足に大きく後れをとった。

  (明屋海岸)

 中ノ島の「赤壁」。こちらは280万年前の「新鮮な」スコリア丘(水面付近は溶岩)。小学生の遠足は、ジオガイドさんが説明していたようだ。

 もう1箇所、環境省名水百選の「天川の水」は標高150mの峠越えをして往復できたが(電動自転車のおかげ)、返却時間を30分位オーバー(天川湧水から電話したので許してもらえた)。

 (天川湧水と自転車)

 菱浦港ターミナル2階で寒シマメ(スルメイカ)の漬け丼と生岩ガキ(注文してから40分かかった;解凍していたのか?)の隠岐グルメを満喫。

 (解凍?岩ガキ)

 (産地の風景;西ノ島にて)

 「いそかぜ」で別府港(西ノ島)に戻り、高速船で島根県七類(しちるい)港まで1時間。隠岐汽船の「おきとく」キャンペーンで、島内宿泊と観光船やら観光バスやらレンタサイクルやらのスタンプで帰りの船は無料になった(レンタカーは対象外)。

 高速船(片道)、観光船、観光バス、レンタカー3回、レンタサイクル、素泊まりまたは1泊朝食付宿泊代3泊で5万円強でした。