2022.5.18 隠岐の島

 ジオパーク離島シリーズ第2弾は島根県隠岐」。

 五島の小型機がちょっと危うかったので、今度は高速船(船は苦手だが以前伊豆大島便で比較的耐えられたので)にしてみた。

 (ねこ娘列車:米子空港~境港で乗りたかったのに接続がなくタクシーになった)

 境港~島後の西郷港まで高速船で1時間半。

 (高速船;時速70kmで揺れない)

 隠岐は本土に近くて3町村(島)からなる「島前(どうぜん)」と、遠い方が丸い「島後(どうご)」、高速船の都合で島後からスタートした。西郷港の「自然館」見学後、軽のレンタカー(ガソリン車)で24時間一本勝負、初日は西半分。

 (玉若酢命神社の天然記念物八百杉)

 南西部都万(つま)には船小屋がある。日本海は潮差が小さいためこういうものが見られる(京都の伊根とか若狭湾とか)。五島じゃ無理だ。

 (都万の船小屋)

 島後は山が深く、「名水百選」壇鏡(だんぎょう)の滝というのもある。造瀑層は500万年くらい前の溶岩、下位は軟らかい火砕岩でオーバーハングしている。

 (壇鏡の滝)

 ロウソク島で夕日を見ないといけないらしいので申し込んだ(定員19名の漁船)。知床遊覧船の件があったので皆さん救命胴衣をきっちり着けている。後部座席は何だか輪袈裟にひもがついたような小さい救命胴衣でどうやって着けるのかわかりませんと言ったら、漁船の船長さんに「自分で考えてみれば」といわれた。頭悪すぎる自分。

 (他の乗客は出航10分前から乗っているがギリギリまで乗らずに陸で待機)

 漁船は木の葉のように揺れ、船長は乗客がロウソク島のてっぺんに夕日が来る写真が撮れるように何度も船をまわしてくれた。

 (少しずれている方がかっこいいと思うんだけど)

 

 後半は東側、銚子ダムの隠岐片麻岩の露頭(ジオパークだし)。ダムカードは郵送申し込みのためノートに記入したら、埼玉や神奈川の方々が来ていた。

 (片麻岩の露頭、大陸の一部だった)

 ガーネットが入っているそうだが、そういえば引っ越す前のうち(集合住宅)の玄関の石にざくざく入っていたな。

 (ガーネットはこれかな?)

 山中にあるスギ巨木「岩倉の乳房杉(ちちすぎ)」は岩塊斜面に生えていて、岩塊の隙間から涼しい風が吹き出すらしい(風穴)。

 (岩倉の乳房杉)

 北端の白島海岸、白いのは550万年前の粗面岩、手前の黒いのは280万年前の玄武岩、ここで何があったんだろう。

 (白島海岸)

 北東の浄土ヶ浦海岸、浄土は海岸侵食が盛んなところらしい(宮古にもあったし)。

  (浄土ヶ浦海岸)

 東部の黒島(玄武岩の柱状節理)近くの浜では、かんらん石の捕獲岩(マントルゼノリス)というのが看板に書いてあったので見に行った。

 (黒島)

 地元のご夫妻が浜でお弁当を広げているところへ乗り込んだのでものすごくびっくりされた。「ジオパークの看板に書いてあった石を見に来た」といったのだが、看板のことはご存じないようだった。

 (かんらん石、ハワイの宝石)

 今回は船だったが一応空港も偵察しておいた。

 (隠岐ジオパーク空港)

 走行距離は150km、(五島の)EVだったら3回充電だった。