2022.4.17 大船渡~気仙沼

 大船渡市立博物館は、石灰岩の化石と貝塚の展示が主要な内容だった。大洞式土器の大洞貝塚を見学に行ったが、工事中で道がわからず大洞集落の方にきいたら、車でついてこい、とずいぶん大回りして現場まで先導してくれた。三陸鉄道赤崎駅の近くだった。

 (大洞貝塚

 

 三陸鉄道の南の終点盛駅は、JR大船渡線と乗り換え、と思ったら線路がない。2011年の震災後復旧せず、BRTのバス専用道になっていた。恥ずかしながら、BRTを初めて見た(学会で高校生がポスター発表していたのに)。

 (JR盛駅

 

 陸前高田はもと高田松原の「奇跡の一本松」で有名だ。広大な更地と道の駅と震災伝承施設になった。「高田松原津波復興祈念公園 国営追悼・祈念施設」というらしい。天気は快晴、桜も満開の日曜日で、駐車場もかなり埋まっており、道の駅は大混雑。ホヤ天ぷら弁当900円を買って脱出、防潮堤のふもとで食べた。道の駅と並んで、東日本大震災津波伝承館があり、気合いの入った映像やパネル展示がある。周辺には一本松やユースホステル、旧道の駅の建物などが震災遺構となっている。震災遺構モニュメントとしては最大級だろう。

 一方、陸前高田中心市街地は内陸側に大幅にセットバックして盛土上のニュータウンになった。

 (ホヤ天ぷら弁当)

 (一本松とユースホステル


 岩手県南端まで来て、宮城県気仙沼市に入った。ここも震災のあとにボランティアで来たことがある(泥かきは一度で懲りたので、産直祭りの手伝いでホタテを売った)。ジオパークになっている唐桑半島先端まで行った。ビジターセンターの「津波体験館」が新バージョン(2011)になった。

 (唐桑半島ジオサイト