2022.4.15 宮古~釜石

 宮古市の田老地区は「万里の長城」と言われた防潮堤があったが2011年の津波で破壊された。震災前、震災直後、その後も2回くらい訪ねている。道の駅たろうでは防災を学ぶツアーを受け入れている。きょうも2件くらい予約が入っているようだ。港の岩壁には明治と昭和三陸津波の到達水位標の上に、平成のプレートも追加された。

f:id:sumik2022:20220415215756j:plain (一番上が平成の津波水位)

 

 山田町の「まちなか交流センター」で震災の展示を見学しようと思ったら、入口に「岩手県緊急事態宣言のため県内在住者のみ」という看板がかかっていた。電話で県庁にも問い合わせたが、2月からずっと県独自の緊急事態宣言が発出されているとのこと。特にこの2、3日は過去最高の感染者数を更新しているので無理もない。交流は自粛しよう。

f:id:sumik2022:20220415220350j:plain (赤字で「県内在住者のみ」と書かれている)

 

 大槌町では庁舎が津波に襲われ、町長はじめ多数の犠牲者がでた。庁舎は取り壊されたが、文化交流センター「おしゃっち」に展示室があり、こちらは入館できた。ロビーには「ウクライナに平和を」というパネルがあった(震災でたいへんだったのに)。

f:id:sumik2022:20220415220627j:plain (寄せ書き)

 

 釜石には世界遺産明治日本の産業革命遺産」構成資産である「橋野鉄鉱山」がある。インフォメーションセンターに着いたのが閉館10分前だったが、係のおじさん2人が丁寧に対応してくれた。(スマホはないので)タブレットにガイドアプリを入れてくれて、現場で説明が聴けたりVRで高炉の復元が見られたり、すごいハイテク。

f:id:sumik2022:20220415220759j:plain (タブレットをかざすとVR画像が出る)